Sublime Textは会社で使っても大丈夫?ライセンスと職場利用の疑問を解説!

はじめに

皆さんはどんなエディタを使っていますか?用途やシーンに応じて使い分けたいですよね。なかでも「Sublime Text」は、軽快な動作と多彩な機能で根強い人気を誇るエディタです。

さて、そんな Sublime Text を会社で使っていいのか?という疑問を持ったことはありませんか?
この記事では、ライセンス的に問題ないのか、職場での使用が問題にならないのかなどを整理して解説します。

結論:Sublime Text の個人ライセンスで、あなたが“主要ユーザー”である限り、職場でも合法的に利用できます。

この記事を読んでほしい人

  • Sublime Text を会社で利用できるか知りたい人
  • 試用版(無償版)の扱いについて迷っている人

なぜ“職場利用OK”なのか?

Sublime Text のライセンス FAQ に明記されている通り、

個人所有のライセンスキーは、そのユーザーが主要ユーザーである限り、家庭・職場を問わず有効です。

つまり、自分がそのライセンスを使う主要なユーザーである限り、職場でも使えるというわけです。

Sublime Text は太っ腹!

Sublime Text のライセンス形態は、他の商用エディタと比べても非常に寛大です。その理由をいくつか紹介します。

  • 個人ライセンスは複数台で利用可能
    自宅PC・ノートPC・職場PCなど、主要ユーザーであれば制限なくインストール可能。
  • 個人ライセンスは買い切り型で期限なし
    一度購入すれば、将来的なバージョンアップもある程度までカバーされます。
  • 教育機関での柔軟な利用条件
    学生の使用台数またはPCの台数の少ない方でカウント。
  • 試用に期限も機能制限もなし
    フル機能で納得いくまで試せる、というのも大きな魅力です。

参考: Sublime HQ Sales FAQ

試用版(無償版)の扱い

Sublime Text は試用中でも機能制限がなく、事実上ずっと使い続けることもできます。しかし、職場での無償利用は推奨されません。以下に理由を説明します。

理由①:社内のソフトウェア資産管理で検出される

多くの企業では、SAM(Software Asset Management)ツールにより社内PCのソフトウェアが検出・管理されています。Sublime Text も有償ソフトと認識され、未登録ライセンスだと「未許諾ソフト」と判断される可能性があります。

筆者の職場では、ライセンス証憑1を会社のシステムに登録しています。もし個人で購入した証明書が登録できない場合は、検出されにくいポータブル版の利用も一つの手段です(この点は別記事で詳しく解説予定)。

理由②:信用の問題

ライセンス違反ではないとしても、会社の資産を扱う以上、「正規ライセンスを取得して使っているか」という姿勢が問われます2。周りから『あれ?』と思われないようにすることも、社会人として気をつけたいところですね3

理由③:社会人としてのモラル

「無料で使えるからいいや」と考えるよりも、素晴らしいソフトウェアを提供してくれている開発者へのリスペクトとして、正規ライセンスを購入することは大切です。とくに業務で使用するのであれば、ライセンス購入は当然の責任とも言えるでしょう。

まとめ

  • 個人ライセンスは職場利用OK:あなたが主要ユーザーであれば問題なし
  • 無償利用は避けるべき:社内管理やモラルの観点から正規ライセンスを推奨
  • 証憑登録が難しい場合はポータブル版も検討を

Sublime Text はとても優れたエディタです。ぜひ正しく使って、快適な開発ライフを送りましょう!

脚注:筆者の体験談

  1. 筆者の場合、購入時のライセンスキーが記載されたメールに添付されていた invoice.html を、会社のソフトウェア資産管理システムに証憑として登録しています。 ↩︎
  2. サブ端末にインストールした分のライセンス認証を忘れていたところ、「UNREGISTERED」の文字を当時の上司に見つかり、注意を受けた経験があります。 ↩︎
  3. 無償版を使っていた同僚は、棚卸のタイミングだけアンインストールしていましたが、IT部門にはしっかり把握されていたようです。 ↩︎

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